保健科学学会について
首都であり、かつ我が国最大の都市である東京には、多くの人々や資本、技術、情報が集まり、ダイナミックな都市活動が展開されています。
その一方で、少子高齢化の進行や、環境問題など、解決しなければならない問題が山積みしています。こうした状況は、他の都市にも共通していますが、東京では、それが質的にも規模的にも極めて特異な条件を備えている点に特色があります。
これを保健科学という視点から見ますと、都市を取り巻く生活環境の特性から、他の都市には希少な大都市型の保健課題が数多く発生しているといえます。
これら大都市型の保健課題は、近年、社会環境の変化が激しさを増すにつれ深刻の度を加えており、その解決が急務となっていますが、こうした問題に焦点を当てた学術研究団体は、いまだ存在しないのが現状でした。
本学会は健康に関する様々な事柄について幅広く研究する場として 1997 年の学会設立総会を経て、1998 年「東京保健科学学会」として設立されました。その後年間 2 回の学術集会と 4 回の学会誌発刊を続け、学会員も全国で 500 余名を越えるまでになりました。2002 年にはこうした実績が評価され、日本学術会議に学術団体として正式登録されることになりました。現在学会員は関東近郊に留まらず全国に広がっております。
こうした状況から 2004 年学会名称を「日本保健科学学会」と改めました。このことは今後学会が全国規模に発展することを意味しており、大いに期待されるところです。
[日本学術会議]2 月 27 日幹事会及び記者会見の御報告
会員、連携会員、協力学術研究団体 各位
2 月 27 日幹事会及び記者会見の御報告
日本学術会議事務局
平素より大変お世話になっております。
2025 年 2 月 27 日、第 381 回幹事会を開催するとともに、記者会見を行いました。今回の幹事会では、提言「生成 AI を受容・活用する社会の実現に向けて」が承認されるとともに、各種委員会・分科会の委員や令和7年度代表派遣実施計画等について決定しました。
記者会見では、光石衛会長の挨拶(下記のとおり)におきまして、提言や日本学術会議会長談話等について御説明しました。
幹事会資料及び記者会見で配布した資料は、日本学術会議のホームページに掲載しております。
○第 381 回幹事会(2 月 27 日)資料
https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/siryo381.html
○第 26 期幹事会記者会見資料(2 月 27 日)
https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/kisyakaiken.html
○記者会見冒頭の光石衛会長の挨拶
【提言「生成 AI を受容・活用する社会の実現に向けて」】
まず、本日の幹事会において承認しました提言「生成 AI を受容・活用する社会の実現に向けて」についてです。
本日は、本提言を取りまとめた情報学委員会の下條委員長及び黒橋幹事にオンラインにて御出席いただいております。提言につきましては、この後、黒橋先生から御説明していただきます。
(下條委員長及び黒橋幹事からの御説明・質疑応答は省略)
【日本学術会議会長談話について】
本日、次の会長談話を発出しました。
(日本学術会議会長談話「日本学術会議の法人化に関する法案の検討状況について」(令和 7 年 2 月 27 日)読み上げ)
※2 月 27 日に送付しております。
【公開シンポジウム等】
今後の公開シンポジウム等の開催予定については、日本学術会議のウェブサイトに掲載しておりますので御覧いただければと思います。
2024 年度日本保健科学学会研究助成金審査報告
1)事業概要
大学院生を含む全正会員を対象として、研究計画を募集し、複数件採用する。
選考は、日本保健科学学会研究助成金選考委員会が行う。
2)審査結果
審査の結果、以下 1 研究課題が採択され、2024 年度第 2 回理事会にて承認されました。
採択案
研究領域:作業療法学
氏名:岡本絵里加
研究題目:認知症介護者の支援マニュアル開発に向けた調査研究
~家族介護者の「その人らしい生活」の獲得に向けた実態調査~
申請額:100,000 円
総額:100,000 円
3)今後の計画
来年度募集は、2025 年 5 月に広報されます。